
11月24日、日本貸金業協会があるアンケート結果を発表しました。
それは専業主婦を対象にしたものです。2010年6月に改正貸金業法が完全施行されると、専業主婦が融資を申し込む際には、夫の同意書や年収証明書の提出 が義務付けられます。なぜなら「夫婦の年収を合算した額の3分の1以下」しか融資できないからです。
アンケートの結果によると、約半数の主婦が「同意書や年収証明書の提出はむずかしい」「借り入れはやめる」と答えたそうです。借り入れをしている主婦のう ち38%が、夫に打ち明けていないといいます。「同意書や年収証明書の提出はむずかしい」理由としては、借り入れを知られると「気まずくなる」からが半数 を超えていました。
一方、貸金業者側も約85%が「同意書などがあっても主婦に融資しない」と回答しています。その理由は「夫婦の年収を合算した額の3分の1以下」への対応がむずしいからだといいます。これでは、専業主婦が融資を受けることは非常に困難になってきます。
夫に知られず金策したいとき……専業主婦はこれからどうしたらいいのでしょうか?
まちがってもヤミ金には手を出さないでもらいたいものです。
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公開日:2010年2月12日