
これまでは、延滞などのいわゆる「ブラック情報」だけが共有化されていましたが、実現すると、氏名、生年月日、勤務先といった個人情報のほか、借入金額や利用状況などの「ホワイト情報」までもが筒抜けになります。
これは、消費者金融などに過払い金の返還請求をした人に付けられるもの。「コード71」が付いた人は、融資を断られる可能性が高いと言われています。
この「コード71」の扱いをどうするかで、消費者金融と、弁護士・司法書士が対立してきました。
情報が共有化される際「コード71」を削除すべきか、それとも残しておくべきか、双方の言い分は平行線をたどってきました。が、ここにきてどうやら削除される方向で進んでいるようです。
いろいろな問題を抱えた金融業界。借りたくても借りられない人をなくし、さらに多重債務者をなくすことはできるのでしょうか?
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