被害者が加害者に!

今回のコラムは、暴力団員ら数名が逮捕されたあるヤミ金事件についてお届けしたいと思います。この事件、摘発されたグループは7億3千円を超える利益を上 げていたそうです。ターゲットは、不況のあおりを受け経営難にあえぐ中小企業の経営者で、法定金利を上回る利息を要求していました。しかしこの事件、注目 すべきところが別にあるのです。
それは返済できなくなった顧客に、不正に携帯電話を契約させたり銀行口座を開設させるなど、ヤミ金グループの「道具屋」として利用していたという点にあります。つまり、ヤミ金の被害者が加害者になってしまったのです。ヤミ金グループは、こうした顧客を「道具屋」として利用することで、摘発を逃れていたとのことです。

ヤミ金グループが摘発された際、同時に12名の「道具屋」も逮捕されました。そのうちのひとりは「借金を帳消しにしてもらうために必死だった」と供述した そうです。もともと彼は、ヤミ金グループからの融資を受けていた顧客でした。返済に困窮していたところ、返済日の延期や利息の免除と引き換えに、暴力団関 係の休眠会社の役員に就任し、法人名義で不正に携帯電話の契約を行ったそうです。
ほかにも、インターネットの闇サイトで購入した休眠会社の役員となり不正に銀行手続きをさせられた人などがいました。

ヤミ金グループは「つぶれそうな中小企業を狙っていた」といいます。「自分の会社を守りたい!」という経営者の思いにつけこんだなんとも卑怯な手口です。2008年秋以降の深刻な不況により、今後もこうした被害が増える可能性があると予想されています。

 

※本コラムは筆者の独断に基づき執筆されたものです。内容を保証したり、これらの情報によって生じたいかなる損害についても当社および本情報提供者は一切の責任を負いません。

公開日:2009年9月11日
 
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