日本版サブプライム?

このところ毎日のようにニュースで取り上げられるのが「株価の下落」、そして「金融危機」です。
アメリカでは大手証券会社のリーマン・ブラザーズが経営破たんし、さらに大手保険会社のAIGの経営危機が懸念され、いよいよ世界恐慌へ突入か!?という 声さえ聞かれるようになりました。最悪の事態を避けるため、アメリカ政府が公的資金を投入することになりましたが、まだまだ安心できない状況です。

皆さんもご存じでしょうが、これらの発端はサブプライムローンにあります。以前のコラム(第43回)でもお伝えしましたが、サブプライムローンとは低所得 者を対象とした住宅ローンのこと。不動産価値が上昇しつづけるという楽観的なシナリオのもと融資を続けましたが、バブルが弾けてしまったんですね。このため、ローンを返済できなくなった人が、家を手放したり、生活苦にあえいだりしています。

実はこれ、アメリカに限ったことではないんです。
日本でも以前「ゆとりローン」という住宅金融公庫(現・住宅金融支援機構)が運営する住宅ローンがありました。この特徴は、最初の5年は2%の低金利で無理なく返済できるところにあります。ところが、それ以降はステップアップ金利となり、10年後には当初の倍近くの返済金額となってしまうのです。ゆとりローンの前提として「給料は上がり続ける」「終身雇用」「不動産の価値も安定」の3つがありました。なので、返済金額が増えても、十分に返済していけるという甘い計算だったのです。

ところが、景気低迷が続き、給料が上がるどころかリストラされる人が増えています。ゆとりローンの返済が困難になった人が急増し、ひとつの社会問題になっているのです。そして、消費者金融から融資を受け、多重債務に陥ってしまった人も少なくはないそうです。
まったく先が見えない混沌とした時代になってしまいました。お金の管理・計算は、慎重すぎるほうがいいのかもしれませんね。

 

※本コラムは筆者の独断に基づき執筆されたものです。内容を保証したり、これらの情報によって生じたいかなる損害についても当社および本情報提供者は一切の責任を負いません。

公開日:2009年1月30日
 
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