樹海の看板

自殺の名所といえば、まず思い浮かぶのは富士の樹海ではないでしょうか。
内閣府による「自殺対策白書」によると、2006年の日本全国の自殺者は2万9921人で、毎年約3万人が自ら命を絶っているそうです。そして、このうち8000人近くが経済苦や生活苦を理由にしています。

注目したいデータは、住所地に占める自殺発見の比率です。山梨県が非常に多く、これは青木ケ原樹海で死を選ぶ人が多いせいだと推測されています。
2007年、その青木ケ原樹海の入口に、ある看板が設置されました。自殺をとどまらせるための看板です。そこにはこう記されてあります。

「借金の解決は、必ずできます! まずは相談しましょう」

この看板を設置したのは、全国クレジット・サラ金被害者連絡協議会です。看板には電話番号が書かれ、24時間体制で相談を受け付けています。
この看板のおかげで、これまでおよそ30人の命が救われたそうです。
ある女性はこの看板を見て「これから死のうと思う。紐を木にかけて首を吊ろうとしている」と、看板にある電話番号に電話をしたそうです。女性は、サラ金5 社から約250万円を借り、返済に追われていました。電話を受けた相談員の必死の呼びかけと司法書士への相談により、女性の命は救われました。

返済に追われていると、悪いほうへ悪いほうへと考えてしまいがちです。大切なのは、誰かに相談すること。

青木ケ原樹海に看板を設置した全国クレジット・サラ金被害者連絡協議会のほかにも、消費者センターや消費生活センター、貸金業協会消費者相談窓口、国民生活センターなど、全国各地に相談窓口があります。
まずは、勇気を振り絞って電話をかけてみること。それが多重債務から抜け出す第一歩になるのです。

 

※本コラムは筆者の独断に基づき執筆されたものです。内容を保証したり、これらの情報によって生じたいかなる損害についても当社および本情報提供者は一切の責任を負いません。

公開日:2008年8月1日
 
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