出資法の歴史

グレーゾーン金利問題でクローズアップされた出資法。一般的に「出資法」と呼ばれてはいますがこれは略称で、正式には「出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律」いう長い名称を持っています。

出資法は、1954年(昭和29年)に制定されました。第9条までしかない短い法律ですが、この出資法が事実上これまで高金利に歯止めをかけてきたといえます。

グレーゾーン金利問題で取り上げられるもうひとつの法律が、利息制限法です。この利息制限法でも上限金利は決めてあります。けれど、違反しても罰則がない ので、いわば野放しの状態だったわけです。それに比べて出資法は罰則があったため、法外な金利をなんとか規制することができたのです。
ちなみに、利息制限法と出資法が制定されたのは、同じ年のこと。利息制限法は5月15日、そして出資法はそのわずか1ヵ月後に制定されました。

ところで、出資法により上限金利は29.2%と定められていますが、最初から29.2%だったわけではありません。制定された1954年には、なんと 109.5%(!)だったんですよ。それが30年近く続き、1983年にやっと73%に下がりました。その後、少しずつ引き下げられ、現在の29.2%に なったのは2000年6月のことです。

改正賃金業法が完全施行される2010年6月には、この29.2%もなくなります。
今までがんばってくれてありがとうとするのか、29.2%という数字があったせいで金利制度が複雑化したと思うのかは、人それぞれですね。

 

※本コラムは筆者の独断に基づき執筆されたものです。内容を保証したり、これらの情報によって生じたいかなる損害についても当社および本情報提供者は一切の責任を負いません。

公開日:2008年7月4日
 
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