ストップ!ギャンブル依存症!!ギャンブル目的のキャッシングは絶対ダメ!

「日本にもカジノができるかもしれない」と言われてから数年がたちましたね。実現にはもう数年かかりそうですが、着々と準備が進められているようです。

カジノといえば、心配されているのがギャンブル依存症です。ニュースでご存じの方もいるかもしれませんが、先日、政府はギャンブル依存症対策に関する基本計画案をまとめました。

そこで今回のコラムはちょっと趣向を変えて、カジノ法案から見るギャンブル依存症の現状と課題を探ってみたいと思います。

カジノ法案はカジノを作るためのもの?

カジノが合法化されている国は130国以上もあります。日本はこれまでカジノがありませんでしたが、カジノ法案が成立し、カジノ解禁に向けて動き出しています。

カジノ法案の正式名称は、「特定複合観光施設区域の整備の推進に関する法律案」といいます。長くて覚えられないですよね。そのほか「統合型リゾート(IR)整備推進法」とも呼ばれています。

カジノ法案は、なにもカジノだけを作ろうというものではありません。ポイントは、名称のなかにもある「特定複合観光施設」というワード。カジノだけじゃなく、国際会議施設や展示施設、ホテル、レストラン、映画館や劇場、ショッピングモールなどが一体となった「統合型リゾート=IR」を作りましょうという趣旨なのです。

当初は2020年の東京オリンピックでの解禁をめざしていましたが、現在ではほぼ不可能といわれています。

ギャンブル依存症とキャッシングは関係ある?

カジノ法案でもっとも心配されているのが、ギャンブル依存症です。厚生労働省の調査によると、現在、日本にはギャンブル依存症が疑われる状態になったことのある人は約320万人もいるそうです。これは、成人の3.6%にも昇る数字です。日本にはカジノがないのに、諸外国に比べて高い割合となっているのです。

男女別に見ると、男性は6.7%、女性は0.6%と、明らかに男性のほうが多くなっています。いまでさえギャンブル依存症が疑われる人は多いのに、カジノができたらさらに増えるのではないかという不安の声があがっています。つまり、ギャンブル依存症対策はカジノ実現に向けて大きな課題となっているのです。

ギャンブル依存症というと

「お金を貸すから依存症になる」などとキャッシングが悪者にされることがありますが、はたしてキャッシングとギャンブル依存症は関係あるのでしょうか?

答えは、NO!

「お金を貸すから依存症になる」のではなく、「ギャンブル依存症だから計画的なキャッシングができなくなってしまう」のです。
これはまちがえてはいけないポイントです。

依存症とはどんな状態?

自分をコントロールできなくなる依存症。では、ギャンブル依存症とはどんな状態なのでしょう。ギャンブルというと、ぱっと浮かぶのはパチンコだと思いますが、競馬、や競輪、競艇など公営のものもあります。

「有り金を全部パチンコに使ってしまう」「馬券を買いすぎてお金がピンチ」といった経験がある人は、「もしかしてギャンブル依存症かも?」と思ったことがあるかもしれませんね。やめようと思ってもやめられない自分に、「なんて意志が弱いんだ!」と腹が立ったり情けなくなったりすることもあるでしょう。でも、依存症は意志だけの問題ではありません。

厚生労働省のホームページでは、依存症を次のように説明しています。

特定の何かに心を奪われ、「やめたくても、やめられない」状態になることです。

依存症というと、ギャンブル依存症のほかにも、アルコール依存症、薬物依存症、買い物依存症などがポピュラーですね。
依存症は大きく2つに分けられます。

1.物質への依存
アルコールや薬物などの物質を摂取することによる依存です。依存性のある物質を繰り返し摂取することで、快楽や興奮を得ようとします。
2.行為・プロセスへの依存
ある特定の行為をすることで得られる興奮や快感を求めて、のめり込んでしまう症状です。パチンコなどのギャンブル依存症や買い物依存症などが当てはまります。

依存症は「心が弱いから」「意志が弱いから」などと言われがちですが、脳内にあるドーパミンという快楽物質の働きによるものです。アルコールや薬物などの物質、パチンコや競馬などのギャンブルによって得られた快楽や興奮は、繰り返すうちに脳が慣れていき、より強い刺激を求めるようになります。そのため、どんどんのめり込んでいき、やがて自分の欲求をコントロールできなくなってしまいます。

依存症は病気なのです。

ギャンブル依存症の正式病名は、世界保健機関(WHO)では「病的賭博」、アメリカの最新診断基準の病名は「ギャンブル障害」となっています。

依存状態の見極め方は?

依存症か依存症じゃないかの見極めはむずかしいといわれていますが、一般的に次のような目安があります。

<依存症の悪影響の例>
□睡眠や食事がおろそかになり、本人の健康を害す。
□嘘をついて、家族との関係を悪化させる。
□仕事や学校を休みがちになり、続かなくなる。
□隠れて借金をしたり、お金を工面するために手段を選ばなくなる。

※厚生労働省ホームページより:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000149274.html

つまり、自分の日常生活が破綻するだけではなく、家族や友人などまわりの人にも迷惑をかけてしまうのが依存症の怖さです。

続けて、ギャンブル依存症の目安です。項目は多めですが、「もしかしたらギャンブル依存症かも?」と思っている人はチェックしてみてください。

<ギャンブル依存度チェックリスト>
□ギャンブルのために、仕事や学業がおろそかになることがありましたか?
□ギャンブルのために、家庭が不幸になることがありましたか?
□ギャンブルのために、評判が悪くなることがありましたか?
□ギャンブルをした後で、自責の念を感じることがありましたか?
□借金を払うためのお金を工面するためや、お金に困っているときに何とかしようとしてギャンブルをすることがありましたか?
□ギャンブルのために、意欲や能率が落ちることがありましたか?
□負けた後で、すぐにまたやって、負けを取り戻さなければと思うことがありましたか?
□勝った後で、すぐにまたやって、もっと勝ちたいという強い欲求を感じることがありましか?
□一文無しになるまでギャンブルをすることがよくありましたか?
□ギャンブルの資金を作るために、借金をすることがありましたか?
□ギャンブルの資金を作るために、自分や家族のものを売ることがありましたか?
□正常な支払いのために「ギャンブルの元手」を使うのを渋ることがありましたか?
□ギャンブルのために、家族の幸せをかえりみないようになることがありましたか?
□予定していたよりも長くギャンブルをしてしまうことがありましたか?
□悩みやトラブルから逃げようとして、ギャンブルをすることがありましたか?
□ギャンブルの資金を工面するために法律に触れることをしたとか、しようと考えることがありましたか?
□ギャンブルのために不眠になることがありましたか?
□口論や□望や欲求不満のためにギャンブルをしたいという衝動にかられたことがありましたか?
□良いことがあると2~3時間ギャンブルをして祝おうという欲求がおきることがありましたか?
□ギャンブルが原因で自殺しようと考えることがありましたか?

7つ以上当てはまった人は、ギャンブル依存症の可能性が高いといえます。

※NHKハートネット福祉情報総合サイトより:https://www.nhk.or.jp/hearttv-blog/hntv/282731.html

ギャンブル依存症の治療方法は?

アルコール依存症には薬による治療がありますが、ギャンブル依存症の治療薬はありません。

ギャンブル依存症を診る精神科や心療内科を受診するほか、当事者同士で集まる自助グループに参加したり、依存症からの回復を支援する施設や団体を利用したりする方法があります。

いずれにしてもひとりで抱え込まず、まずは周囲の人に相談しましょう。

ギャンブル依存症対策で顔認証を導入?

さて、冒頭のカジノ法案に話を戻しましょう。カジノ実現に向けて、政府はギャンブル依存症対策を推進するための基本計画案をまとめました。そのなかのひとつに入場制限があります。

パチンコ、競馬や競輪、競艇などは、本人または家族から申告があった場合、入場を制限できるようにするというものです。実はこれは現在も建前では行われていることになっていますが、ひとりひとり本人確認するのは現実問題として不可能です。そこで、効率的に本人を特定するために、顔認証システムの導入を検討するよう事業者に求めています。

顔認証システムといえば、ももいろクローバーZ(ももクロ)がチケットの転売を防ぐためにいち早く取り入れたことで知られていますね。政府も、ももクロの運用を参考に、天皇閣下ご在位30年式典で顔認証システムを導入したとニュースになりました。この顔認証を導入すれば、本人が簡単に特定できるため入場制限が可能になります。また、パチンコ店では2019年度中に、本人の同意がなくても家族からの申告に基づいた入店制限を導入するとしています。

すべてのATMが撤去される?

もうひとつの柱が、ATMの全面撤去です。2018年末時点で、ATMは全国約1100のパチンコ店のほか、中央・地方競馬場や場外馬券売り場に11ヵ所設置されています。

手持ちのお金を使いきってしまった人が、ATMからお金を引き出したりキャッシングしたりすることで、さらに深みにはまることは以前から問題視されていました。そのため、当初はキャッシング機能の停止や、引き出せる額の上限を決めるといった案がありましたが、それでは不十分という意見があり、ATMを全面撤去するという案になりました。

ただ、競馬場では外国人観光客向けに、海外発行カード専用のATMは残す方向とのことです。外国人はお金を引き出せても、日本人はお金を引き出せないということになりそうです。

公開日:2019年3月22日
 
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