スマホ、身分証明書、キャッシングのカード!紛失リスクが高い物を落とした時の対処法

『スマホを落としただけなのに』という映画を観ましたか?

彼氏がスマホを落としたばかりに、主人公の女性に次々とトラブルが襲いかかる怖いお話なのですが、落としたら困るのはスマホだけじゃありません。

キャッシュカードやクレカ、キャッシングのカードはもちろん、保険証や運転免許証などの身分証明書は悪用されると大変なことになります。

今回のコラムは、大切なものを紛失したときの対処法についてご説明します。

スマホを失くしたときは?

スマホを落としたら「困る!」「不便!」となるのはもちろんですが、もっとも注意すべきことは個人情報を悪用されるリスクです。リスク管理のために、スマホにはあらかじめ紛失対策アプリを入れておくことをおすすめします。

STEP1
「スマホがない!」と気づいたときは、まずは基本中の基本、公衆電話や友人の携帯から電話をかけてみましょう。

カバンのなかから見つかったり、ソファの座面に挟まっていたりすることがけっこうあります。反対に電源が切れている場合は、誰かが持ち去って電源を切った可能性も!悪用される危険性があります。

STEP2
紛失した場所に心当たりがある場合は、その場所に連絡をしてみます。スマホの紛失でもっとも多いのは、電車やバス、タクシーなどの交通機関と飲食店です。

STEP3
どこで紛失したか不明な場合は、悪用を防ぐためにスマホを紛失モードにしてロックをかけます。

<紛失対策アプリを入れている場合>
●iPhone→「iPhoneを探す」

iPhoneの場合は、標準搭載された「iPhoneを探す」で、まずは悪用を防ぐためロックします。
そして、追跡機能で位置検索をします。

●Android→「Find My Device」

Androidスマホの場合は、Googleの公式サービス「Find My Device」で、まずは悪用を防ぐためロックをします。そして、端末の位置検索をします。

iPhoneとAndroid、どちらの場合も情報を閲覧されるリスクがあるときは、遠隔操作でスマホのデータを消去します。

<紛失対策アプリを入れていない場合>
ご利用の携帯通信会社に連絡をして、紛失時サービスを利用します。電話のほかweb上でも行えます。

・遠隔ロック
・回線停止
・捜索サービス

※サービス内容はキャリアごとにちがいます。紛失した場合に備えて、手帳やメモに携帯通信会社の連絡先を書いておくと安心です。

STEP4
スマホでクレジット決済をしたり、電子マネーやSuicaなどを使ったりしている場合、すべてのおサイフケータイをストップします。

スマホの電源がオフになっていると遠隔でロックができないので、その場合、利用しているサービス提供者に連絡して利用停止の依頼をしましょう。

STEP5
交番または警察署に行って、遺失届を提出します。遺失届は、端末の特徴、紛失した場所や時間などの必要事項を記入します。届けられたときには連絡がもらえます。

<注意!>
遺失届を出していないと、交番に失くしたスマホが届けられたとしても警察から連絡をもらえません。遺失届は忘れずに提出してください。

キャッシュカードを失くしたときは?

キャッシュカードを紛失するときは、お財布ごと失くすケースが多く見られます。暗証番号を誕生日に設定していると、悪意ある人の手に渡った場合、身分証明書からすぐに暗証番号が判明してお金を引き出される恐れがあります。

万が一の紛失に備えるために、暗証番号は第三者に特定されないものにすることが大切です。

STEP1
キャッシュカードを紛失したら、すぐに銀行のカード紛失センターに電話を入れ、キャッシュカードの利用停止をします。紛失時に備えて、あらかじめ紛失センターの電話番号をスマホなどに登録しておくと安心です。

STEP2
交番または警察署に行って紛失の手続きをします。

<落としたとき>
落としたキャッシュカードが交番に届けられることがあるので、遺失届を提出します。
その際、受理番号が発行されます。受理番号はキャッシュカードを不正利用された場合の補償に必要になってくるので、必ず保管しておいてください。

<盗まれたとき>
被害届を提出します。
遺失届と同じように受理番号が発行されるので、必ず保管しておきましょう。

STEP3
銀行窓口に行き、キャッシュカードの再発行手続きをします。手続きから1~2週間程度で、自宅に新しいキャッシュカードが送られてきます。

※銀行によっては、紛失時に再発行手続きができることもあります。

<キャッシュカードの再発行に必要なもの>
□通帳
□届け印
□本人確認書類(身分証明書)
□再発行手数料(銀行によって金額は異なります)

クレジットカードを失くしたときは?

クレジットカードを紛失したときはすぐにカード会社に連絡するのが鉄則!もし、連絡するよりも前に悪用されたとしても、不正利用があってから60日間はカード会社が補償してくれます。

STEP1
すぐにクレジットカード会社に連絡をします。クレジットカードの利用停止とともに、カードの再発行手続きに入ります。新しいカードは、カード番号が新しくなります。

STEP2
交番か警察署に行って、遺失届または被害届を提出します。

その際に発行される受理番号は、不正利用による補償の際に必要になることがあるので、必ず保管しておきましょう。

キャッシングのカードを失くしたときは?

消費者金融や銀行カードローンのカードも、クレジットカードと同様、お財布ごと紛失することがあるようです。

生年月日など特定されやすい暗証番号にするのは絶対に禁物です!キャッシングのカードは、不正利用されても基本的に補償されません。十分に気をつけましょう。

STEP1
キャッシングのカードを紛失したときは、すぐに消費者金融または銀行に連絡をして、カードの利用停止の手続きを行います。

STEP2
交番または警察署に行って、遺失届を提出します。落としたキャッシングのカードが交番に届けられることがあります。

STEP3
消費者金融または銀行でカードの再発行手続きを行います。窓口やコールセンターのほか、web上で行えるところもあります。また、消費者金融の無人契約機でも再発行手続きができます。

<注意!>
繰り返しになりますが、基本的にキャッシングは盗難保険の対象外となっています。キャッシングするためには暗証番号が必須ですよね。「暗証番号=本人しか知らない情報」とされているため、暗証番号を第三者に知られてしまった本人の過失が問われるためです。

そのためにも、暗証番号は推測されにくい番号にすることが大切です。

保険証を失くしたときは?

保険証は大切な身分証明書です。キャッシングの申込時にも、本人確認書類として使われますね。

保険証を悪用されると、不正にお金を借りられたり、クレジットを利用して買い物をされたりすることがあります。

特に、保険証は頻繁に使うものではないため、紛失に気づくのが遅れることもあります。「ない!」と気づいたときにすぐに行動しましょう。

STEP1
紛失した場所が自宅以外のときは、交番または警察署に行って遺失届を提出します。その際、受理番号が発行されます。

受理番号は、保険証の再発行に必要になることがあり、また紛失したことの証明にもなるため必ず保管しておいてください。

STEP2
加入している保険に紛失を伝え、保険証を再発行してもらいます。

<社会保険>
会社員の場合は、勤務先を通じて保険証の再発行手続きを行います。

<国民健康保険>
市町村役場の担当窓口で再発行手続きを行います。自治体によってもちがいますが、顔写真付きの身分証明書を持参すると即日再発行してもらえます。即日再発行できないときは、3日~1週間で自宅に簡易書留で送られてきます。

<国民健康保険証の再発行に必要なもの>
□本人確認書類
□マイナンバーカードまたはマイナンバー通知カード
※自治体によって異なる場合があります。

<注意!>
保険証を紛失し、再発行手続き中に病院に行く場合、基本的に治療費は一旦全額支払わなくてはなりません。その後、新しい保険証が届いてから払い戻しの手続きをします。

気をつけたいのが、保険証がない場合は自由診療の扱いになるということ。そのため、全額の10割以上の診察料がかかるケースがあります。事前に、保険証を紛失して再発行手続き中であることを伝えましょう。

運転免許証を失くしたときは?

運転免許証も、保険証と同じように身分証明書として使われるため、不正に借金をされたり、クレジットを利用して商品を購入されたりするリスクがあります。顔写真がついているから大丈夫とは限りませんよ!

STEP1
紛失した場所が自宅以外のときは、交番または警察署に行って遺失届を提出します。その際、受理番号が発行されます。

受理番号は、運転免許証の再発行に必要になることがあり、また紛失したことの証明にもなるため必ず保管しておいてください。

STEP2
お住まいの都道府県にある運転免許センターや運転免許試験場で、運転免許証の再発行手続きを行います。地域によっては、警察署の運転免許課で手続きできることもあるので、あらかじめ確認したほうがいいでしょう。

<運転免許証の再発行に必要なもの>
□運転免許証再交付申請書(窓口にあります)
□免許証遺失・盗難てん末書(窓口にあります)
□申請用写真1枚(縦3センチ×横2.4センチ)
□印鑑
□身分証明書
□再発行手数料(3500円)※2019年1月現在

午前中や午後の早い時間に手続きが終了した場合は、その日のうちに新しい運転免許証を受け取ることができます。ただし、警察署で手続きをした場合は即発行できません。

<注意!>
運転免許証の紛失中や、再発行手続き中に運転した場合、免許証不携帯になり、3000円の罰則金を支払わなくてはなりません(2019年1月現在)。

知っておきたい!本人申告制度

保険証や運転免許証などの身分証明書を紛失したとき、第三者に不正使用されるのが怖いですよね。仮に、身分証明書を使って第三者にキャッシングされたり、クレジットで買い物をされたとしても、消費者金融やクレジットカード会社と契約したことにはならないので、請求された金額を支払う義務は生じません。

とはいっても、やっぱり不安ですよね。

そんなときのために知っておきたいのが、本人申告制度。

これは信用情報機関に、身分証明書が紛失や盗難に遭ったことを申告することで、加盟会社(消費者金融、銀行、クレジットカード会社など)に与信審査をより慎重に行うように依頼できる制度です。

日本には3つの信用情報機関があります。

●日本信用情報機構(JICC)~消費者金融・信販会社系
●シー・アイ・シー~クレジットカード会社・信販会社系
●全国銀行個人信用情報センター~銀行系

それぞれの信用情報機関に本人申告をしておくと、第三者が身分証明書を悪用してなりすましになろうとしても、本人確認が厳しくなるので安心です。

※本コラムは筆者の独断に基づき執筆されたものです。内容を保証したり、これらの情報によって生じたいかなる損害についても当社および本情報提供者は一切の責任を負いません。

公開日:2019年1月17日
 
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