消費者金融から見る「良い客」と「悪い客」

「お客様は神様です」というフレーズが流行った時代がありました。ところがいまは、理不尽な要求をするモンスタークレーマーが多く、社会的にも問題になっています。

では、キャッシング業界ではどうでしょう。

もちろん消費者金融にとっても、お金を借りたい人がすべて神様なわけではありません。貸し手である消費者金融が歓迎するのは、良い客です。良い客にはどんどんキャッシングしてもらいたいのです。

消費者金融にとってどんな人が良い客なのか、そしてどんな人が悪い客なのかをチェックしてみましょう。

お金をたくさん使うリピーター、大歓迎!

一口に「良い客」と言っても、業種によって若干のちがいがあります。キャッシング業界の説明の前に、ほかの業種を例にしてみましょう。

例えば、レストランなら値段の高いメニューを頼んだり、大人数でたくさん注文する人が良い客になります。また、洋服店や化粧品店でも、高い商品をたくさん買ってくれる人が良い客です。特に、高級志向の洋服店や化粧品店だと、高額を使うリピーターを大切にします。いわゆる「太い客」というやつです。

共通しているのは、お金を使ってくれるのが良い客で、さらにリピーターであればもっと良い客になるということです。

良い客の3つの条件とは?

キャッシングでも、良い客の条件は同じです。消費者金融はお金を融資し、その利息を得ることで利益を上げています。ですから、消費者金融にとって良い客というのは、たくさん利息を払ってくれる人。

ということは、高額を借りて、返済期間が長くなればなるほど利息が多く発生するため、良い客ということになりますね。

でも、それだけではありません。

すべての業種に共通して言えるのは、その客が信用できるかどうかということ。例えば、いくらたくさんお金を使ってくれても、モンスタークレーマーだったり、お金を払うときに文句をつけたりする人は、良い客とは言えません。
それどころか、今後のおつきあいをやめる悪い客になってしまいます。

<良い客の3つの条件>

1.たくさんお金を使ってくれる

2.リピーター・お得意様

3.安心しておつきあいができる

さて、この観点から消費者金融にとっての良い客と悪い客を考えてみましょう。

消費者金融はお客を選ぶ!?

消費者金融がほかの業種とちがうのは、お客を選別することです。

こう書くと、ちょっと感じが悪いですよね。「えらそうだ」「何様だ」なんて言いたくなるかもしれませんね。でも、コンビニやレストラン、洋服店などはお金を払えばお客になれますが、消費者金融の場合、審査に通らないとお客にはなれません。

でも、それは当然のこと。

なぜなら消費者金融は、「利益=利息」を得るために、まず「投資=融資」をしなくてはならないからです。投資をしたのに利益が得られなければ、あっというまに潰れてしまいます。

ですから審査によって、申込者が投資に値する人かどうかをふるいにかける必要があるのです。

良い客1:安定継続した収入がある

消費者金融にとって良い客の絶対条件は、安定継続した収入があることです。キャッシングはほとんどの場合、分割して返済していきます。ですから、長いお取引になるわけです。レストランのように、そのときにお金があればいいというわけにはいきません。長期にわたって、返済できる分のお金を稼いでいる人が良い客です。

安定性・継続性で高く評価されるのは公務員です。公務員は安定収入の代名詞とも言われています。勤め先が潰れる心配がないし、大幅に収入がダウンすることもありません。また、他業種と比べて退職する人も少ない職業です。ちなみに、医師も公務員と同じくらい良い客とされるようです。続いて、東証一部上場企業など名前の知れた企業の会社員が良い客とされます。

<良い客の職業>

1位:公務員
2位:大手企業の会社員
3位:中小企業の会社員
4位:契約社員
5位:パート・アルバイト
6位:自営業・個人事業主
7位:無職

※上記のランキングは目安です。企業別・諸条件によって変わってきます。

7位の無職の場合はキャッシングすることはできません。また、6位の自営業・個人事業主ですが、いくら高収入でも評価は低めです。というのは、キャッシングは使い道が自由ですが、事業目的に使うのは禁じられています。

自営業・個人事業主の場合、事業目的に使うのではないかという懸念があります。もし、そうであれば、事業がうまくいっていないことになるため、返済不能になるリスクがあると考えるのです。

良い客2:勤続年数が長い

安定継続した収入とつながるのですが、勤続年数が長いことも良い客の条件です。ひとつの仕事を長く続けている人は信用度が高くなります。

例えば、中小企業に勤めて半年の正社員と、5年以上同じパートを続けている人であれば、パートのほうが良い客とみなされるケースもあります。

審査基準にもよりますが、正社員でも勤続年数が数ヵ月の場合、審査に通らないこともあります。

良い客3:素性が知れている

申込者の素性が知れていると、消費者金融にとって大きな安心材料になります。素性が知れているというのは、信用情報の履歴=クレジットヒストリーがあるということです。

消費者金融のなかには、初めての方を対象にした無利息サービスを行っているところがあるので、いままで借金をしていない人が良い客だと思っている人もいるようですね。でも、それは間違いです。

いままで借金をしたこともなければ、クレジットカードを作ったこともない人は、クレジットヒストリーがありません。

ということは、消費者金融から見ると、素性のわからないお客になるのです。「この人はどんな人なのだろう?」「ちゃんと返済してくれるだろうか?」と不安を与えてしまいます。

その点、他社でキャッシングをしていても、延滞することなく毎月しっかり返済している人は、消費者金融にとって信用できる良い客になります。逆に言うと、クレジットヒストリーがあっても延滞などが多ければ、悪い客になるということです。

良い客4:新規のお客

どんな業種でも新規の顧客を求めています。事業を継続し、拡大するためには当然のことですね。消費者金融も同じです。ですから「初めての方は30日間無利息」といったサービスを行うところも多くあります。

お客が30日以内に返済したら、企業にとっての利益は0円。それどころか、人件費などを考えると逆にマイナスになります。

それなのになぜ新規客を優遇するかというと、人間は一度利用したものに安心感を覚えるからです。

キャッシング初心者のなかには、消費者金融に不安を持っている人もいます。初めてのところより、前に利用したところから借りたほうが精神的に落ち着くのです。

そのため、新規客がリピーターになる可能性が高いというわけです。ただ、新規客でも他社からの借入が多かったり、借入件数が多かったりした場合は、審査に通らないことがあります。

良い客5:返済期間が長い

消費者金融は、利息を得ることで企業として成り立っています。ですから、利息をたくさん払ってくれる人が良い客です。

・借入額
・金利
・返済期間

以上の3つで利息の金額は決まります。

とはいえ、高額融資にはリスクが伴いますし、金利は法律で上限が決められています。

返済期間が長い人ほど消費者金融にとっては利息をたくさん払ってくれる良い客になるのです。

ただし、これは利用者から見ると、損をするということ。

返済期間はできるだけ短くするのが、賢いキャッシングの鉄則です。

返済期間が短いからといって、悪い客というわけではありません。むしろ、問題なくきちんと返済してくれる人は、消費者金融にとってすべて良い客なのです。

良い客6:契約を守る

あたりまえのことですが、契約を守る人は良い客です。

キャッシングの場合、契約といえば「返済日」「返済額」が大事な約束事になります。毎月決められた日に、決められた額をきちんと返済する人は、消費者金融にとって優良顧客となります。

信用度が上がるため、借りられるお金の限度額が増える場合もあります。いわゆる「増枠」です。計画的なキャッシングができる人なら、万が一のときに備えて、増枠はしておいて損はありません。

ちなみに、消費者金融から増枠の案内があった場合でも、増枠になるときには新たな審査が行われます。

悪い客5つのパターン

最後に、どんな人が悪い客になるのか見ていきましょう。悪い客と判断されれば、審査に通らなかったり、ブラックリスト入りする可能性もあります。

<申込時に嘘の申告をする>

申込時に、名前や職業など虚偽の申告をするのは絶対にNG!

もし審査に通ったとしても、一括返済を求められることがあります。他社からの借入件数や借入額を少なめに申告する人もいますが、信用情報機関に登録されているので、嘘だと一発で見抜かれてしまいます。

「信用できない人物」と判断されるので、嘘の申告は絶対にやめましょう。

<総量規制いっぱいまで借入している>

総量規制によって年収の3分の1までしか借りることはできません。安定継続した収入があったとしても、消費者金融はそれ以上融資することができません。

<一度に複数の申込をした>

短期間に複数の消費者金融に申し込むと、申込ブラックと判断されます。例え信用度の高い良い客だとしても「何か事情があるのではないか?」と疑われます。

申込ブラックとなる明確な基準はありませんが、目安として1ヵ月に3件以上の申込は避けたほうがいいと言われています。

<返済日・返済額を守らない>

契約時の約束事を守らない人は悪い客です。

返済日が遅れたり、返済額が少なかったりといったことを繰り返すと、リスクがある客と見なされ、新たな借入ができなくなることがあります。

<連絡がつかない>

キャッシングの申込の際に「電話連絡なし」を謳っている場合でも、返済が遅れたときは電話がくることがあります。そんなとき、連絡がつかないと「逃げたのでは」と思われます。

どうしても返済が遅れる場合は、あらかじめこちらから連絡することをおすすめします。

※本コラムは筆者の独断に基づき執筆されたものです。内容を保証したり、これらの情報によって生じたいかなる損害についても当社および本情報提供者は一切の責任を負いません。

公開日:2018年11月8日
 
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