
退職後に「こんなはずじゃなかった!」と困らないためにも、会社を辞める前にやっておきたい7つのことをご紹介します。
<目次>
1.退職のタイミングを確認する
「ボーナスをもらってから退職したい!」これはあたりまえのことですね。退職する時期や、退職を申し出るタイミングを見誤ると損をするので注意しましょう。
確認したいのは、ボーナスの算定期間と支給日です。特に中小企業の場合、ボーナス支給前に退職が決まっていると減額されてしまうことがあります。
最低でもボーナス支給日から1、2週間たってから申し出て、きちんと引き継ぎができるようにスケジュールを組みましょう。
2.失業保険の金額と期間を確認する
退職後の大きな支えとなるのが失業保険。

自己都合で退職した場合の給付日数は次のとおりです。
【加入期間】 | 【給付日数】 |
---|---|
1年未満 | なし |
1年以上5年未満 | 90日 |
5年以上10年未満 | 90日 |
10年以上20年未満 | 120日 |
20年以上 | 150日 |
失業保険が給付されているうちに再就職するように計画を立てたいですね。
3.年次有給休暇を消化する
有給が残っているかどうかの確認も忘れてはいけません。残っている場合は、しっかり消化してから退職しましょう。
有給の時効は付与されてから2年なので、前年の未消化分の有給もカウントに入れることができます。「有給を取ってから辞めるなんて無理」という方もいるようですが、会社は有給の申請を拒否することはできないと法律で定められています。有給を残したまま辞めるのはもったいないですよ!
といっても、業務に支障があるのに無理やり休んでは悪印象になってしまいます。前もって有給消化の計画を立てるようにしましょう。
有給を買い取ってくれる企業もあるので、その点も確認しておきたいですね。
4.病院に行っておく
会社を辞めると、一時的に健康保険が使えなくなることがあります。

5.退職後の健康保険を決めておく
退職後もそのままの健康保険を任意継続するか、国民健康保険に切り替えるか選ぶことができます。
任意継続は、給与が高い人や扶養者が多い人だと国民健康保険よりも保険料が安くなる場合があるため、メリットが多いといわれています。ただ、全員に当てはまるわけではないので、きちんと調べてから決めましょう。
6.クレジットカードやローンカードを作っておく
会社員は社会的信用度が高いため、審査に通りやすいといわれています。ですから、会社員のうちにクレジットカードやローンカードを作っておきたいものです。

すぐに必要がない場合でも、退職後に何があるかわかりません。万が一に備えてクレジットカードやローンカードを作っておくと安心かもしれません。
同じように、教育ローンや住宅ローンの利用を考えている人も退職前にお申込みをしておきましょう。
7.お引っ越しはお早めに

会社を辞めた後も同じ家賃を払い続けていけるのかどうかも考えたいですね。
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