グレーゾーン金利の廃止が決定

利息制限法(融資金額によって年利15・18・20%)と出資法(年利29.2%)、この2つの法律のあいだの金利の差。それが、グレーゾーン金利です。 グレーゾーン金利は、多重債務者を生む大きな原因であると指摘され、2006年はテレビや新聞などでもずいぶん取り上げられました。

そのグレーゾーン金利が廃止されることが、とうとう決定しました。2006年12月13日の参院本会議で、貸金業規制法や出資法についての改正案が可決・ 成立されたのです。この改正案は、グレーゾーン金利の廃止を軸に、貸金業者への規制を強化する内容になっています。ただし、すぐに廃止されるわけではな く、2009年の施行をめざしているようです。これにより、29.2%だった出資法の上限金利が、利息制限法の上限までに引き下げられます。

「これで利息が減るから、返済がラクになる!」「利息が少ないから、借りやすくなる!」なんて喜んでいる人もいるかもしれませんが、実はそうカンタンなことではないのです。
貸金業者も生き残りがキビシクなっていきます。リスクの高い融資は避けるようになります。そうなると、お金を貸すことに、これまで以上に慎重になると考えられます。いわゆる「貸し渋り」です。

また、改正法では、年収の3分の1を超える融資を原則禁止としています。つまり、それ以上の融資はできないのです。そうなると、どうなるのでしょう?
借りられない人が急増するのではないか、といわれています。では、借りられない人はどうするのでしょうか?法外な金利を要求するヤミ金に走るのではないか と危惧されています。今後、借りられない人たちは1000万人規模になると推定されているのです。

キャッシングは、生活を豊かに便利にするために利用するものです。正しく利用すれば、急な出費が必要になったときなど、ほんとうに助かるものです。お金を 必要としているときに借りられないのであれば「お金に困っている人」は、どんどん増えていってしまいます。改正法が施行されるまでのあいだ、こういった問 題を解決する体制づくりが必要だといわれています。
そして、なによりも利用者側がしっかりとした意識を持つことが大切です。収支をしっかり把握する。計画的に利用する。無理な借入はしない。お金を借りることによって生活が苦しくなるなんて本末転倒なのです!

 

※本コラムは筆者の独断に基づき執筆されたものです。内容を保証したり、これらの情報によって生じたいかなる損害についても当社および本情報提供者は一切の責任を負いません。

公開日:2007年7月6日
 
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