電力自由化とキャッシングの意外な関係

4月からいよいよ電力自由化がスタートします。

新規参入企業が続々と名乗りをあげ、すでに100社以上が国の登録を受けていることから、激しい競争が予想されるところです。

電力自由化は、実はキャッシングともちょっとした関係があるんですよ。
「電気のことなんて関係ない」と思っていると、損をすることにもなりかねません。

まもなくスタートする電力自由化について知っておきましょう。

電力自由化で電気料金はいくら安くなる!?

電力自由化とは、いままで独占状態だった地域の電力会社以外からも電気が買えること。
つまり、私たちが「どこから電気を買うか」を選ぶことができるのです。

ここ数年、電気料金は急速に値上がりしています。きっかけは、東日本大震災の原発事故です。

例えば、東京電力の平均モデルの月額電気料金で見てみると、2010年1月は6,222円だったのが、2015年1月には8,562円と5年間で38%近くも値上がりしているのです。

家計を圧迫する電気料金だけに、電力自由化で電気料金が下がることへの期待が高まっています。

現在、ガス会社、石油会社、通信会社など多くの企業が電気事業への参入を表明。地域の電力会社に支払う託送料金(送電線の使用料)も決まったことから、料金プランを打ち出す企業も多く見られます。

いったいどのくらいの人が、現在の電力会社から新規企業へと乗り換えるのでしょう。

12月20日付けの東京新聞に、興味深い記事がありました。

東京都内で世論調査をしたところ、東京電力から電気の購入先を変更すると答えた人がなんと6割にも上ったのです。その理由は「より安い電気を使いたい」がトップで、やはり高騰する電気料金が家計を圧迫していることがうかがえる結果となりました。

次に多いのは「原発を保有しない電力会社の電気を使いたい」で、このことから原発に不信感・不安感を持つ人が多数いることが明らかになりました。

この結果からもわかるように、東京では“東電離れ”がかなり進んでいるようです。これに危機感を抱く東電は、現在より5%割安になる新しい料金プランを発表。4人家族の場合は2年間で約2万800円の節約になるとのこと。さらに、日本ガスとのセットプランにすると、2年間で約4万800円もお得になるそうです。

一方、新規参入企業のなかでも注目度No.1の東京ガスはというと、3人家族の場合、電気とガスのセット割引で年間約4,000~5,000円の節約になると発表。さらに、光回線も加えた「トリプル割」にすると年間約2万円もお得になると打ち出しています。

エネルギー業界以外からの新規参入組で注目したいのはJCOM。すでに発表している「JCOM電力 家庭用コース」は、JCOMが提供するケーブルテレビやインターネット接続などのサービスで1~2年の長期契約を結ぶ顧客を対象にした、使えば使うほど安くなる料金プランです。

さて、ここで重要なキーワードとなるのが「セット割引」。

各社とも、セット割引サービスを前面に打ち出し、セット割引を販売するため、さまざまな業種と提携しています。「電気+ガス」「電気+光回線」「電気+ガス+携帯電話」などです。

そのため、料金プランが非常に複雑で、わかりにくくなるのではないかと懸念されています。

また、携帯電話のように2年縛りなどの長期契約を結ぶことが前提で、解約の際は高額な違約金を請求される可能性も指摘されています。

そのため、消費者は契約内容をしっかり確認することが大切です。

電力自由化がキャッシングに及ぼす影響は?

電力自由化は、実はキャッシングクレジットカードにも影響してくるといわれています。

というのは、電力自由化でセットメニューを選ぶとクレジット機能がついた提携カードが発行される場合があります。

クレジットカードを作るということは、キャッシング枠を使うということ。そのため、住宅ローンなどの融資を受ける際、借入限度額が低くなることが考えられるのです。

カードを新しく作るときは、そのカードがほんとうに必要かどうかを考えないと、のちのち泣くことになるかもしれませんよ。

電力自由化は、料金の安さに飛びつかず、料金プランやサービスなど契約内容を比較し、吟味してから契約するようにしましょう。

※本コラムは筆者の独断に基づき執筆されたものです。内容を保証したり、これらの情報によって生じたいかなる損害についても当社および本情報提供者は一切の責任を負いません。

公開日:2016年1月21日
 
キャッシングもカードローンも借りるなら匿名簡易審査で比較

↑キャッシングもカードローンも借りるなら匿名簡易審査で比較↑