2016年、金融業界の行方はいかに!?

本格的に動き出した2016年。

キャッシングを含めた金融業界はどのような展開を見せるのでしょうか。

消費者金融ではあの企業が新ブランドを起ち上げるかも!?
さらに、銀行にもビッグウェーブが訪れる気配。

今年、なんらかの進展が見られそうな企業をピックアップしてみましょう。

新しい消費者金融が誕生するかも!

まず、消費者金融で注目すべきは、新生銀行の動向。

新生銀行といえば、カードローンの「レイク」で知られていますが、消費者金融事業の拡大をにらみ、レイクとは別ブランドを起ち上げることを検討しています。

この情報が飛び込んできたのは、昨年の6月のこと。

新生銀行は、1998年に経営破たんした日本長期信用銀行が公的資金を受け、2000年に新生銀行としてリスタートしました。ほぼ同時期に公的資金を注入された大手銀行のなかで、新生銀行は唯一、公的資金の完済のメドが立っていません。

消費者金融業界は、2010年に完全施行された改正貸金業法によって大きく変化を遂げてきました。

特筆すべき最たるものは、なんといっても大手銀行の台頭。大手銀行が消費者金融と連携を進めるほか、都市銀行・地方銀行ともにカードローンに力を入れることで、金融業界全体で見ると消費者ローンはむしろ活性化しているかもしれません。

新生銀行は、レイクの利用者よりも収入の高い顧客をターゲットに別ブランドを起ち上げることで、消費者金融事業のさらなる強化をめざしているようです。

さあ、新生銀行の別ブランドは2016年に誕生するのでしょうか。

ゆうちょ銀行は攻めの2016年になるか?

続いては、ゆうちょ銀行です。

ゆうちょ銀行は昨年の7月に、三井住友信託銀行と野村ホールディングスとともに、個人向け資産運用を手掛ける共同出資会社を設立することを発表しました。

その新会社が今年誕生する予定です。

ゆうちょ銀行は、「銀行」と名前がついていますが、他の銀行とちがう点がいくつかあります。

よく知られているのが、お金を預けることを一般的な銀行では「預金」というのに、ゆうちょ銀行では「貯金」ということ。これは、民営化前から使っている名称をそのまま引き継いでいるからです。

その「貯金」ですが、預ける金額に制限があることも一般的な銀行とはちがいます。

一般的な銀行はいくら預けてもOKですが、ゆうちょ銀行には1000万円までしか預けることができません。貯金に限度額があるのも民営化前から引き継いだものです。

もうひとつ大きくちがうのは、一般的な銀行は顧客からお金を預かると同時に、そのお金を企業に融資したり、個人にも住宅ローンなどで貸し付けたりしています。貸し付けることで利息を得て、その利益で預金者に利子を払っています。

ところが、ゆうちょ銀行には独自のローンがありません。

ローン商品は扱っているものの、それはゆうちょ銀行独自の商品ではなく、提携している金融機関のローンなのです。

こうした背景もあり、独自商品の開発がゆうちょ銀行の課題でした。そこで、高齢者や女性など郵便局の利用者でも購入しやすいように、リスクの低い投資信託商品の開発と販売を強化していく方針です。

王者に立ち向かうローソンの挑戦!

最後に、昨年の11月に判明したニュースです。

コンビニ2位のローソンが、銀行業務への参入を見据え、今年、新銀行を設立する予定です。三菱UFJフィナンシャル・グループが協力し、少額出資すると見られています。

店舗に設置してあるATMを利用し、口座の開設や現金振り込みを可能にする方向で動いているようです。実現すれば、流通業の銀行参入はセブン&アイ・ホールディングス、イオンに次いで3社目となります。

ただし、前途洋々とはいかないとの見方も……。ローソン銀行の前に立ちはだかるのが、現王者のセブン‐イレブン。セブン‐イレブンは2001年にセブン銀行をスタートし、ATMの設置数は2万1千台以上にもなります。

ローソンも現在、全国約1万2千店のほとんどにATMを設置していますが、その数に大きな開きがあるだけでなく、セブン銀行は定期預金やローンなども手掛け、預金残高・口座数ともに順調に増えているのです。ここにローソン銀行がどう切り込んでいくのか!

私たちの暮らしに大きく影響する金融業界の動き。2016年も注目していきましょう。

※本コラムは筆者の独断に基づき執筆されたものです。内容を保証したり、これらの情報によって生じたいかなる損害についても当社および本情報提供者は一切の責任を負いません。

公開日:2016年1月14日
 
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