お金が引き出せない!!預金封鎖が起きたらどうなる!?

来年からマイナンバー制度がスタート。銀行口座にもマイナンバーが紐付けされる可能性が高まるにつれて、ささやかれるこんな噂――いつか、預金封鎖が発動されるのでは?

これまで遠い話だった預金封鎖ですが、今年に入ってテレビで特集されるなど、にわかにクローズアップされています。

預金封鎖はどんな措置で、それによってどんな影響が出るのでしょう。

自分のお金が引き出せなくなる預金封鎖

ギリシャの金融危機や日本のマイナンバー制度をきっかけに、注目度が上がっている預金封鎖。
預金封鎖とは、政府によって銀行預金などの引き出しが制限されることで、その目的は大きく2つあげられます。

1.政府が財政難に陥り、国が破綻寸前になった場合。銀行預金など国民の資産に税金をかけ、これを国の収入にして財政を立て直すため。

2.ハイパーインフレの場合。市場に出回るお金の量を制限することで、行き過ぎたインフレを抑えるため。

どちらの場合にしても、私たちは自分の口座からお金を引き出すことが制限されます。例えば、家賃や光熱費を払うため10万円引き出そうとしても、1万円しか引き出せず、さらに次に引き出せるのは1ヵ月後……というようなことになります。

最近の例では、2013年にキプロスで預金封鎖が行われました。また、預金封鎖ではありませんが、銀行休業によりお金が引き出せなくなったギリシャの例が記憶に新しいのではないでしょうか。

国の借金は私たちのお金で帳消しになる!?

いま、日本の借金は約1100兆円。国民ひとりあたりだと800万円以上になります。GDP(国民総生産)に占める割合は、なんと約232%にもなります。

この数字は、収入が100万円だとすると、借金が232万円もあるという状態。

政府が、マイナンバーと銀行口座を紐付けしようとしているのは、国民の預金で国の借金を返済しようとしているからだと憶測が飛んでいます。というのも、一部の説によると、国の借金は国民の資産できれいにカバーできるというのです。

それでも、やっぱり預金封鎖なんてピンときませんよね。でも、日本には預金封鎖が発動された歴史があるのです。

日本にもあった!預金封鎖の歴史

日本で預金封鎖が行われたのは、敗戦後の1949年。日本は戦争中、戦争の資金調達のために国債をバンバン発行しました。つまり、国債を買った国民のお金が、戦争の資金になったのです。

そして、敗戦。国には巨額の借金が残り、一方、市場は食べ物などのモノが圧倒的に不足していました。当然、モノの値段は高騰し、猛烈なインフレが起こります。

先ほど、預金封鎖の目的は大きく2つあると書きましたね。当時の日本では、この2つが同時に起きていたのです。

政府は、国の借金を返済する目的と、インフレを抑える目的で預金封鎖を実行しました。

銀行から預金を引き出せなくする措置を行い、同時にお金の単位を旧円から新円へと切り替えました。これは、たんす貯金など自宅に隠してあるお金を使えなくするためです。さらに、国民の預金額を把握したうえで、預金をはじめ株式や田畑などの資産に最高90%もの税金をかけたのです。

つまり、国の借金を国民に払わせたというわけです。
ちなみに、このときの国の借金はGDPに対して204%。現在の日本の債務状態は、これをはるかに超えています。

預金封鎖によるリスク回避の方法

日本で預金封鎖が起こる可能性は、かなり低いというのが専門家たちの意見です。ただし、ゼロではないそうです。

もし仮に預金封鎖が行われると、私たちの生活に大きな影響を及ぼします。こつこつと貯めた子供のための学資保険、老後資金、定期預金なども引き出せなくなってしまいます。

ダメージを少なくするためにはどうすればいいのか? 銀行にお金を預けず、たんす貯金する?……現実的ではありませんね。

リスク回避するには、外貨、株式、証券、海外投資など、資産を分けるのがいいとはわかっていても、そんなことができるのは一部の富裕層のみ。だからといって、ただ手をこまねいているのではなく、この機会に少しずつ投資について勉強してみませんか?

お金について知ることが、最強のリスク管理といえるかもしれません。

※本コラムは筆者の独断に基づき執筆されたものです。内容を保証したり、これらの情報によって生じたいかなる損害についても当社および本情報提供者は一切の責任を負いません。

公開日:2015年10月8日
 
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