クレジットカードの翌月一括払いでトラブル増加

クレジットカードに潜む落とし穴

今年は6年ぶりの大型シルバーウィークとなりました。国内旅行はもちろん、海外旅行に行く人も多いようです。

旅先ではお財布の紐が緩み、予定よりも出費がかさみがち。そんなとき、大活躍するのがクレジットカードです。たくさん使いすぎて、いったい請求額がいくらになるのかわからなくなる人も少なくないようです。

クレジットカードは便利な反面、「つい使いすぎてしまう」「使った金額が把握できない」といった声もありますが、もうひとつ気をつけたいことがあります。

それは、支払い方法の大部分を占める「一括払い」に潜む落とし穴です。

翌月一括払いでトラブル増加!?

クレジットカードの支払い方法には、「翌月一括払い」「ボーナス一括払い」「リボ払い」「分割払い」があります。いちばん多いのが翌月一括払い。手数料がかからないことや、お金の管理がしやすいことから、約90%の人が翌月一括払いを選択しています。

ところがいま、この翌月一括払いをめぐり、トラブルが増えているのです。それには、割賦販売法がかかわっています。

割賦販売法の抗弁権とは?

割賦販売法というのは、クレジットカードなど後払いで商品やサービスを購入する際のルールについて定めた法律。そのなかに「抗弁権」というものがあります。

抗弁権は、クレジットカード会社に支払い停止を主張できる権利のことで、クレジットカードで買い物をした際、その商品やサービス、また販売側との売買契約に問題があった場合、クレジットカード会社からの支払い請求を拒否することができます。

例えば「商品が見本とちがった」「欠陥品だった」「勧誘や説明の仕方に問題があった」などです。割賦販売法で定められている抗弁権は、クレジットカードの利用者が不利益にならないよう守ってくれる権利といえるでしょう。

ところが、ここに思わぬ落とし穴があります。

割賦販売法が適用になるのは、(1)2ヵ月以上の期間にわたり、(2)3回以上の分割払いを行う契約。つまり、翌月一括払いやボーナス一括払い、2回払いは適用になりません。
クレジットカードで決済したからといって、抗弁権を行使することはできないのです。

旅行のお供には現金も忘れずに!

クレジットカードの翌月一括払いに関するトラブルは、4年間で3倍近くも増えているそうです。これにはネット通販でのトラブルが影響していますが、財布の紐が緩みがちな旅先でも注意が必要です。

高額な買い物をするときは、そこが信頼できるお店かどうか、また値段に見合った価値がある商品かどうか、しっかり見極めることが大切です。

また、海外旅行の際は、クレジットカードの取り扱いに十分気をつけましょう。

いずれにしても、旅行にはクレジットカードだけではなく、現金も持っていくことをおすすめします。

スキミング被害に遭ったらどうする!?

翌月一括払いにしたからといって、トラブルがあったときに泣き寝入りする必要はありません。
身に覚えのない請求がきたときは、スキミングなどでカード情報が漏れ、偽造カードを作られた可能性もあります。すぐにカード会社に連絡し、警察に被害届けを出します。

クレジットカード会社の盗難保険が適用された場合、申し立てたその日から60日までさかのぼって不正利用された金額が弁済されます。

ただし、それ以前の被害は弁済してもらえないので、日頃から通帳をまめに記帳し、クレジットカードの利用控えは保管しておくなど、万が一のために備えておきましょう。

せっかくの旅行が後味の悪いものにならないために、お金の管理はしっかり行うことが大切です。

※本コラムは筆者の独断に基づき執筆されたものです。内容を保証したり、これらの情報によって生じたいかなる損害についても当社および本情報提供者は一切の責任を負いません。

公開日:2015年8月27日
 
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