消費者信用団体生命保険てなあに?

最近、話題になった消費者金融関連のニュースのひとつに「消費者信用団体生命保険の解約・廃止」があります。テレビや新聞などでも取り上げられたので、ご 存知の方も多いのではないでしょうか?「消費者信用団体生命保険」というのは聞き慣れない言葉ですが、これは消費者金融の利用者(借り手)に万が一のこと があった場合、返済できなくなるのを防ぐための保険で、20年以上も前に誕生したといわれています。

この保険は、消費者金融からお金を借りるときに利用者が加入させられるものです。ただし、掛け金は利用者ではなく、貸し手側である消費者金融が支払います。そして、利用者が死亡するなどして返済ができなくなると、保険会社から消費者金融に保険料が支払われるというシステムになっています。
「お金を借りるのに保険に加入するの?」と驚いた方もいると思います。実際のところ、借入れの申込書と保険加入の契約書が一緒になっていることが多く、気づかないうちに保険に加入していたという例もあるようです。
つまり「消費者信用団体生命保険」は、消費者金融にとっては、貸したお金を回収できなくなるというリスクを少なくするための保険といえるでしょう。

では、なぜこの保険が問題になっているのか。そして、なぜ消費者金融は次々と保険の解約・廃止へと動いているのか。
それは「命を担保にお金を貸している」という批判が強くなってきたからです。金融庁の調査によると、大手の消費者金融が受け取った死亡保険金のうち、その 1割の死亡理由は自殺だったそうです。そのため、命と引き換えに返済するような保険の存在が問題視されるようになりました。

批判ばかりがクローズアップされている「消費者信用団体生命保険」ですが、利用者の遺族が債務を引き継がなくてもいいというメリットがあるのも事実です。
金融庁の指導により、生命保険協会は、借入れの申込書と保険加入の契約書を切り離すことに決めました。また、消費者金融の利用者への意思確認を徹底することと、保険金支払い時にはその旨を遺族に連絡することを消費者金融に申し入れました。

消費者金融は、あくまでも「生活する」ために利用するものです。もし、返済や取り立てに苦しんでいたら、消費者センターや消費生活センター、国民生活セン ターなどに相談してください。また、無料で相談できる法律事務所もあるので、くれぐれもひとりで悩み続けないようにしましょう

 

※本コラムは筆者の独断に基づき執筆されたものです。内容を保証したり、これらの情報によって生じたいかなる損害についても当社および本情報提供者は一切の責任を負いません。

公開日:2007年5月11日
 
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