
何年ものあいだお金の出し入れがなく、取引のない預金口座 を「休眠口座」または「睡眠口座」といいます。何年たったら休眠口座の扱いにするのかは、銀行や商品によって異なりますが、目安は取引がなくなってから5 年または10年です。
口座に預けたお金は何年たっても自由に引き出せると思っている人が多いようですが、法律的には大間違い。
時効が成立すると、口座のお金は銀行のものになってしまいます。
なお、解約する際は「通帳」「登録した印鑑」「本人確認書類(運転免許証など)」が必要です。
ただし、例外もあります。
定額郵便貯金、定期郵便貯金、積立郵便貯金は、満期の翌日から20年間取引がなく、催告書で 知らせても取引がないままだと、2か月後に権利がなくなります。
ただし、郵便貯金でも通常の貯金の場合、休眠口座扱いになっても払戻しはできます。
日本は口座開設がしやすいため、さまざまな金融機関の通帳を何冊も持っている人がほとんどです。また、家賃や月会費などの引き落としのため、新しい口座を作らなければならないこともあります。そのため「いつのまにか使っていない通帳がたくさん……」なんてケースも珍しくありません。
一度、通帳を整理し、何年も使っていない口座は解約するなどして金銭管理してはいかがでしょう。
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