日本人に見る道徳とお金の関係

社会派ブロガーのちきりんさんが、改正貸金業法について興味深いことを書いていました(Chikirinの日記 2010年7月15日)。 改正貸金業法を 「おせっかいな規制」といい、その理由を返済能力を越える借入をしてはいけないのはあたりまえなので、わざわざ法律で定める必要はないとしています。 では、なぜ改正貸金業法ができてしまったのかというと、日本人は法律や契約よりも道徳を大切にするため、返済能力を越えた場合でも自己破産はせず、なんと か返そうとするからです。例えば、親を頼るのはまだいいほうで、ヤミ金などでは顧客が女性の場合は風俗で働かせたり、男性の場合は違法な仕事に就かせたり することで、返済能力を越えていても回収する方法があるというのです。 それは「借りたお金は必ず返すべき」という道徳が根付いているためです。 改正貸金業法が施行されるきっかけとなったひとつに、老夫婦が借金苦のため踏切に飛び込み自殺をしたことがあります。この老夫婦は自殺の前、警察に相談に 行きました。すさまじい取り立ての様子を説明したのですが、警官が放った言葉は「借りた金は返さなきゃいけない」というものでした。このことからも、日本 人がこの道徳にいかに強く縛られているのかわかります。 現在は、年収の3分の1までしか借入ができないと法律で決まっていますが(銀行は除く)、こうした規定は市場をゆがめてしまうことになると指摘していま す。そして、こうした法律が必要のない社会にするためには、義務教育にお金に関する消費者教育を取り入れること、そしてヤミ金や違法な取り立てを徹底的に 取り締まることを挙げています。 お金のことは自分で判断できる社会こそが健全だといえるのかもしれませんね。   ※本コラムは筆者の独断に基づき執筆されたものです。内容を保証したり、これらの情報によって生じたいかなる損害についても当社および本情報提供者は一切の責任を負いません。

公開日:2012年7月20日
 
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