国民総背番号制とクレジットヒストリー

国民総背番号制の導入が、いよいよ現実味を帯びてきました。
これは、国民ひとりずつに番号をつけて、納税記録や社会保障情報を管理するための「マイナンバー」です。政府は「公平な税の負担や、きめ細かい社会保障の 給付を図ること」を狙いとしています。共通の番号があれば、国民ひとりひとりの所得がいくらで、年金などの保険料をいくら払い、どんな公的サービスを受け ているのかが一目瞭然というわけです。

ただ、課題となるのが個人情報の保護。プライバシーの侵害や情報の不正利用などに懸念を持っている人は少なくありません。

さらに、民間利用の問題があります。
アメリカでは、クレジットカードの履歴や借金の金額などあらゆる情報がクレジットヒストリーとして管理されています。 日本でも民間利用されれば、アメリカと同じようにローンや借金、さらにはレンタルDVDや携帯電話の利用履歴といった個人情報がすべて筒抜けになってしま うという心配があります。アメリカでは、クレジットヒストリーが低い人はお金を借りることができず、たとえ借りられたとしても金利が高くなるなど質の良い サービスを受けることができません。日本も同じように、経済的な弱者にとってさらに厳しい社会になるのではないかという見方もあります。

私たちの生活に密接した国民総背番号制。政府は2015年の利用開始をめざしてますが、国民総背番号制がどのような使われ方をするのか、これからも注目していきましょう。

 

※本コラムは筆者の独断に基づき執筆されたものです。内容を保証したり、これらの情報によって生じたいかなる損害についても当社および本情報提供者は一切の責任を負いません。

公開日:2012年3月30日
 
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