借金に時効?

犯罪に時効があるように、借金にも時効があります。時効が成立すると、犯罪が刑罰に問われなくなるように、借金は返さなくてもよくなります。これを消滅時効といいます。「え?返さなくていいなら時効成立を狙うよ!」と思ったアナタ。世の中、そんなに甘くありませんよ?

借金は何年で時効が成立するのでしょう。大きく分けると2種類になります。

●銀行や消費者金融などの金融機関から借りた場合 → 5年
●知人や友人、家族などの個人から借りた場合 → 10年

金融機関から借りたとすると、ほとんどの場合、5年で時効が成立することになりますね。では、5年後には返済しなくてよくなる? いえいえ、そんなことは ありません。消滅時効というのは、放っておいても勝手に成立してくれるものではありません。「時効が成立しました!」と主張しなくてはならないのです。具体的には、内容証明郵便で、債権者である金融機関に時効が成立した旨を伝えます。これを「時効の援用」といいます。この「時効の援用」を行って初めて、時 効が成立するのです。

「なんだ、それだけ? 時効成立なんて簡単だ!」とまだ思っているアナタ。さて、ここからが本番です。サスペンスドラマなどで、こんな刑事のセリフを聞いたことはありませんか?「犯人は、3ヵ月間海外に行っていたことがある。そのあいだ、時効は中断している!」。同じように、借金の時効にも中断があるんですよ。

●借金していることを認めること。また、1円でも返済すること。
●貸し手(金融機関)が、返済するよう裁判に訴えること。
●給料などが差し押さえられること。

以上の3つのうち、ひとつでも実行されると時効は中断します。そしてなにより「債権者からまったく請求がこない」場合でなければ、時効にはならないのです。金融機関が、まったく請求しないなんてあり得ませんね。ですから、世の中はそんなに甘くはないのです。
借りたお金は、計画どおりにきちんと返す。お金との上手なつきあい方は、これに限るでしょう。

 

※本コラムは筆者の独断に基づき執筆されたものです。内容を保証したり、これらの情報によって生じたいかなる損害についても当社および本情報提供者は一切の責任を負いません。

公開日:2007年12月21日
キャッシングもカードローンも借りるなら匿名簡易審査で比較

↑キャッシングもカードローンも借りるなら匿名簡易審査で比較↑