日常に潜む落とし穴!借金地獄から抜け出す方法

「借金地獄」と聞いて、皆さんはどんなイメージを抱きますか?

無職、ギャンブル、失業といった言葉を思い浮かべるかもしれませんね。

ところがいま、借金地獄は特別なものではなく、ふとしたきっかけで誰でもはまり込んでしまう可能性があるといわれています。実際、高収入の会社員や信用度の高い公務員でも、毎月の借金返済で生活が困窮している人が多いのです。

今回のコラムは、生活が破綻する前に借金地獄から抜け出す方法をご紹介します。

1.現実を直視する

キャッシングやローン、クレジットカードや奨学金の返済など、借金が複数ある場合、毎月の返済に必死で現実が見えていない人がいます。また、現実を直視するのが怖くて、「どうにかなるさ」とやり過ごそうとする人もいます。多額の借金があると生活に余裕がなく、心にまで余裕がなくなってしまいます。

お金がないから人づきあいもしないし、遊びにも行かない。趣味もないし、食事はパンやおにぎりだけで、休みの日は家にこもりっきり……。

そんな毎日が楽しいはずがありません。

生活に張り合いがないと、やがて人生に対して投げやりになってしまいます。収入に見合わない多額の借金は、希望を奪ってしまうのです。
もし、生活を圧迫するほど借金がある人は、いますぐ行動を起こすことが大切。先延ばしにしてはいけません。

そのためには、まず現実を直視することから始めましょう。自分にいくら借金があり、今後どのように返済していくのかを確認しなければ、借金地獄から抜け出すことはできません。現実を直視することで、対処方法が見えてくるのです。複数の借金がある人は、それぞれの毎月の返済額と、それがいつまで続くのかをノートに書き出してみましょう。また、それぞれの金利も書いてください。そのうえで、毎月の収入と、借金返済以外の支出も書き出してみましょう。

それだけで、自分がいまどんなマネーライフを送っているのかを把握することができます。このままだと近い将来、多重債務で生活が破綻してしまうのか、それともこのまま返済していけば問題なく完済できるのか……。見極めてうえで今後のマネープランを立ててみましょう。

2.返済の優先順位をつける

複数の借金がある人は、返済の優先順位をつけることも効果的です。例えば、支払う利息を少なくするために金利が高い借金から優先して返済していく。また、借入件数を減らすために、早く完済できる借金から優先して返済していくなどです。

金利が高い借金の完済をめざすのがセオリーですが、気分的に楽になるのは、返済が早く終わるものを優先して借入件数を減らすことです。どちらの方法がいいのかは、人それぞれでちがってくるので、自分に向いているほうを選ぶといいでしょう。

優先的に返済するといっても、くれぐれも他の返済をストップしてその分をまわすというのはやめてくださいね!他の返済をストップするとその分利息がかかってきますし、ブラックリストに載る可能性だってあります。ですから、例えばボーナスがある人はボーナスを返済に充てたり、臨時収入を返済に充てるなどするといいでしょう。あまり無理をするのはおすすめしません。

借金返済のためだけの毎日になると、心に余裕がなくなり、生活がすさんできます。そうなると、ストレスからつい散財をしてしまうというのはよくあることです。
無理のない範囲で、返済の優先順位をつけましょう。

3.おまとめローンを検討する

複数の借金があって、毎月いくら返済すればいいのか、いつ返済が終わるのかなどを把握できていない人や、金利の高い借入れがある人は、おまとめローンを検討するのも選択肢のひとつです。複数の借金がおまとめローンでひとつになると、それまでバラバラだった返済金額や返済日がひとつに集約されるというメリットがあります。また、上手に活用することで金利が低くなる可能性も期待できます。

さらに、おまとめローンは総量規制の対象外。年収の3分の1以下という条件はありません。

ただし、気をつけたい点もあります。まず、おまとめローンはどうしても借入金額が大きくなりがちです。そのため、審査は決して甘くはありません。はっきり言うと厳しめです。ですから、延滞を繰り返すなどの事故情報がある人や、収入に見合わない借金がある人は、審査に通らない可能性が高いといえるでしょう。

さらに、金利が低くなったのに、なぜか支払う利息が多くなるという落とし穴にも気をつけたいもの。というのは、毎月の返済額を減らしたいためにおまとめローンにする人がいるのですが、毎月の返済額を減らすと、その分返済期間が長くなります。返済期間が長くなると、当然、支払うべき利息も多くなります。

そのため、せっかくおまとめローンで金利が下がったのに、支払う利息はトータルで多くなってしまうという事態に陥ってしまうことがあります。おまとめローンにするのであれば、毎月の返済額を減らさないことがポイントです。

4.新しい借金は絶対にしない

毎月の返済に精いっぱいでお金に余裕がないと、つい新しい借金をしてしまいがちです。借金といってもキャッシングなどで現金を借りることだけではありません。
クレジットカードでの買い物も立派(?)な借金です。

節約を続けていると、リバウンドで衝動的に買い物をしたくなることはよくあるケースです。しかも、支払い方法をリボ払いにするのは最悪です。リボ払いは「月3000円」「月5000円」など少ない返済額に設定できるため、「そのくらいなら払っていける」と思いがちです。ところが、リボ払いの金利(手数料)はほとんどが15%と高いのです。

これだけの金利の借金を2年や3年など長い期間かけて返済すると、トータルでものすごい利息を支払うことになります。しかも、リボ払いはいつ返済が終わるのか見えにくいというデメリットも。そうなると、ますます借金地獄から抜け出せなくなります。

また、いちばん危険なのが返済するための借入です。つまり、綱渡りの自転車操業です。こうなったら、すでに多重債務者になっていると自覚したほうがいいでしょう。このままだと、近い将来、生活が破綻してしまいます。債務整理を考える時期に来ているといえます。

5.任意整理

債務整理のうち、裁判所を通さないため比較的安易に行える方法です。

弁護士や司法書士などの専門家の力を借りて金融会社と交渉することで、利息を減らしてもらったり、毎月の返済額を減らしてもらいます。つまり、金融会社と話し合いによって和解するということ。

任意整理を行うには、安定した収入があることが条件です。弁護士や司法書士に依頼するため費用はかかりますが、金融会社からの催促がストップするため、精神的ストレスは軽減されます。ただ、借金がチャラになるわけではないので、その後も計画的に返済していくことが必要です。

6.個人再生

個人再生は裁判所を通す方法で、借金を大幅に減額できるメリットがあります。

借入金額によって免除される金額は変わってきますが、借入額が100万円~1500万円未満だと5分の1に減らすことができ、3000万円~5000万円だと10分の1に減らすことができます。

こう書くと、とてもお得な方法に思えるかもしれませんが、もちろんデメリットもあります。

まず、手続きが複雑なため個人で行うのは大変で、弁護士や司法書士に依頼するとしてもある程度の費用がかかってきます。また、ブラックリストにのり、さらに「官報」という国が発行する新聞に名前や個人再生をした旨が掲載されます。特に気をつけたいのが、保証人がいる場合です。お金を借りるときに、家族や親戚、友人に保証人になってもらった場合、個人再生をすると保証人に借金の請求が行ってしまうのです。そのため、保証人に多大な迷惑をかけることになります。

くれぐれも安易な個人再生はしないようにしましょう。

7.自己破産

自己破産は裁判所に破産を申し立てることで、借金返済を全額免除してもらう方法です。

自己破産をする場合、前もって住宅などの高額な財産をすべて手放さなくてはなりません。財産を手放しても残った借金が免除されることになります。ただ、生活に必要なものは残すことができるので、その後生活できなくなるというわけではありません。自己破産は、任意整理や個人再生とちがって、収入がなくても申し立てることができます。

デメリットとしては、個人再生と同じようにブラックリストと「官報」に載ること、保証人に請求がいってしまうことがあります。また、自己破産の手続き開始から免責決定までのあいだ、警備員や宅地建物取引士などの職業に就くことは禁じられています。

自己破産は借金返済が全額免除にはなりますが、その分デメリットも多いので慎重に考える必要があります。

※本コラムは筆者の独断に基づき執筆されたものです。内容を保証したり、これらの情報によって生じたいかなる損害についても当社および本情報提供者は一切の責任を負いません。

公開日:2019年5月23日
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