「マイホームは資産」の落とし穴

今月、長期固定型住宅ローン「フラット35」が最低金利を更新しました。フラット35は最長35年間、金利が変わらないのが魅力。市場金利の変動を心配する必要がないため、マネープランが立てやすく、安心して返済できるメリットがあります。そして、ここ半年間、金利が下がり続けています。「いまが最大の買い時なのでは!?」とマイホームの購入を本格的に考えはじめた人も多いのではないでしょうか。
確かに金利だけを見ると、買い時のようにも思えてきます。ただ、住宅は大きな買い物。そこで、ファイナンシャルプランナーの深田晶恵さんによる「こんな理由で家を買ってはいけない!(ダイヤモンド社書籍オンライン)」の記事を参考に、マイホーム購入について考えてみましょう。

よく聞くのが、「家賃がもったいない」「家賃並みの支払いで買える」から、どうせなら資産となるマイホームを購入しようという発想です。ところが、そこに多くの人が見落としがちなリスクがあるそうです。住宅購入者から多く寄せられるのが、「実際に家を買ったら、想像以上にコストがかかる」といった声。固定資産税のほかに、マンションの場合は管理費や修繕積立金がかかってきます。さらに、将来的に大規模な改修をする場合、修繕積立金だけでは足りなく、不足分を支払わなくてはならない可能性もゼロではありません。

また、住宅ローンは長く払い続けるもの。そのあいだに、子供の成長などライフスタイルの変化は必ずあります。教育費はだんだん増え、しかし給料は上がらず、生活は苦しくなっていく…というケースも十分あり得るのです。
そこで、発想を変えることが大切です。マイホームを「資産」として捉えるのではなく、「家賃の前払い」として捉えるのです。深田さんは記事のなかで「家は住んでいる限り、収益を生み出さない」とし、住宅購入の最大のメリットは、退職などで収入が大幅に減ったときに家賃を払わなくて済むことにあると説明しています。そのため理想は、定年退職までに無理なく完済できるマネープランだそうです。

「金利が安いから」「家賃がもったいないから」という単純な発想だけで住宅購入を決めてしまうと、のちのち後悔することに…。自分のライフプランとマネープランを再確認し、返済のシミュレーションを立て、さらに不測の事態を想定したうえで決断しましょう。そうして手に入れたマイホームは、きっとあなたの生活をより豊かに幸せにしてくれるでしょう。
くらべる君」は、住宅ローンについても情報発信しています。ぜひ参考にしてくださいね。

※本コラムは筆者の独断に基づき執筆されたものです。内容を保証したり、これらの情報によって生じたいかなる損害についても当社および本情報提供者は一切の責任を負いません。

公開日:2015年1月22日
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