【2016年版】ベトナム編~世界のキャッシング事情

ベトナムと消費者金融は、イメージ的につながりにくいかもしれませんね。
ところが、ベトナムではいま消費者金融市場が拡大しています。

その背景には、安定した高い経済成長率を遂げていることがあります。経済の成長は消費意欲につながり、そして旺盛な消費意欲は金融市場を下支えします。

ただし、その一方で闇金融や高金利といった問題も残っているようです。

それではベトナムのキャッシング事情を探っていきましょう。

活発化するベトナムの消費者金融市場

東南アジアのなかで、高い経済成長により注目されているのがベトナムです。

「SankeiBiz」の記事によると、ベトナムでは経済成長とともに消費者金融市場も活発化しているそうです。

2015年の消費者金融貸付残高は151億2000万ドル(約1兆6797億円)で、前年より44%もアップしました。

この金額はGDP(国内総生産)の10.4%に相当することから、その拡大ぶりがうかがえます。

個人間から企業へ!お金を借りる習慣の変化

もともとベトナムでは、お金の貸し借りは親戚や友人、または闇金融に頼っていました

ところが、ここ数年のあいだに習慣が変わり、消費者金融サービスを利用する人が急激に増えています

また、政府が住宅購入者に対して、総額約1500億円の支援策を打ち出したことで、中所得者層向けの低金利ローンの需要が増えているそうです。

ベトナムではこれまで、高所得者と低所得者を対象にした住宅購入支援はあったのですが、中間層向けのローンは整備されていませんでした。

ベトナムの住宅ローンに日本も参戦?

over22_house-min金融市場にとって、住宅ローンは良くも悪くも大きく影響します。というのは、これまでマイホームを買う余裕がなかった中所得者層が、マイホーム獲得に向けて一斉に動き出すからです。

この動きが悪いほうへと傾くと、アメリカのサブプライム問題のように金融危機を招きますが、いまのところベトナムではこうしたリスクを懸念する声はあがっていないようです。

それどころか、日本の官民がベトナムに乗り出し、2017年にも日本式の住宅ローンや個人信用の制度を作ることになっています。

こうした住宅購入者向け金融制度を築くことによって、比較的価格の高い日本品質の住宅を売り込もうというわけです。

ベトナムのホーチミン市では1年間で5万件以上の住宅ローンを提供する予定になっており、この数字からもベトナムの住宅市場が勢いづいていることがわかります。

生き残りをかけた企業間競争も活発化

ベトナムでは消費者金融市場の拡大とともに、企業の合併や買収といった動きも活発です。

2015年9月末時点で、外資系を含めて約20社の消費者金融企業がありましたが、1年間で倍増するのではないかと見られています

さらに、ベトナムでは電子マネーの普及も加速しており、ベトナム最大の電子マネー「MoMo(モモ)」をはじめ「Payoo(ペイウー)」など、金融とITが融合した「FinTech(フィンテック)」の参入により、金融企業間の競争はさらに激化すると予想されています。

年利300%もあたりまえ?驚きの高金利

over22_hasan-minベトナムでは金融市場にITの波が押し寄せる一方、いわゆる「闇金融」もまだ健在のようです。

よくあるのが、消費者金融ではないのに貸付業務を行っている会社です。質屋を装う場合が多いらしく、物を担保にお金を貸し付けているようです。

さらに「利用者の会社や部署などによって金利は〇%~」と謳い、金利が未定のまま契約するケースもあるそうです。

契約時にはもっとも安い金利を適用すると約束したにもかかわらず、実際は高金利で契約させられていたというケースも珍しくありません。

金利は非常に高く、年利50%前後のところも普通にあるようです。

日本のようにネットから申し込み、30分程度の審査後にお金を貸し付ける会社も存在しますが、なかには年利が300%以上になるところも!

こうした消費者金融からお金を借りる人は、銀行から借りられない低所得者層が多いため、今後、多重債務者や破産する人が続出しないかが心配されます。

※本コラムは筆者の独断に基づき執筆されたものです。内容を保証したり、これらの情報によって生じたいかなる損害についても当社および本情報提供者は一切の責任を負いません。

公開日:2016年9月8日
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