武富士、資金繰り悪化によって貸し付けがほぼ停止していることが発覚

2009年12月10日

この年、暴力的な取り立てをしていることで問題となったアイフルに続き、武富士も債務不履行の状態に入る。
武富士は前年の2008年、転換社債700億円を発行したが、株価低迷の影響で翌々年の2010年6月に全額繰り上げ返済を求められるのは必至であった。
そのため、2009年11月に武富士は、返済を減額・猶予してもらう組み替えを投資家に提案。11月9日に結果を発表した。社債250億円分について、現金116億円を現時点で支払う代わりとして、33億円分を減額、残りの101億円分を2011年4月までの分割返済に振り替えることで、資金繰りを図ったが、市場ではこうした手法は部分的な債務不履行とみなされる。

 

そもそも、2010年6月に完全施行が予定されていた改正貸金業法の影響で、武富士の2009年3月期の事業規模は8年前の2001年と比較すると半分にまで落ち込んでいた。
改正貸金業法では、個人貸付に対する総量規制に加えて、金利規制も従来より厳しくなるため、消費者金融会社各社は、前倒しで金利を新しい規制水準まで下げ、貸し倒れリスクの高い人には貸さないという風潮になっていた。

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