木下政雄(アコム創業者)、試験的な「サラリーマン金融」の営業を神戸市の元町店で開始

1960年3月1日

木下政雄は、将来性のある金融の新業態を模索していたこともあり、神戸の元町店にてサラリーマン金融(勤め人信用貸し)の試験的な営業を開始した。サラリーマン金融の営業の結果は非常に好調であり、顧客は順調に増加。返済の遅れもあまり無かった。

 

翌1961年に木下は、質屋業とは切り離した独立店舗を開設し、続いて神戸よりも市場の大きい大阪の梅田や淀屋橋周辺への出店も開始した。梅田や淀屋橋付近は大企業の本支店、銀行や証券会社などが集中していたため、高所得者層が勤務する地域であった。当初の融資条件は、公務員、もしくは有名企業に2年以上勤務していること、必要書類は健康保険証か身分証明書、給与明細。さらに保証人も必須。貸出金利は年利102%程度で、返済回数は3回、5回、10回と制限されていた。安定した収入のある信用度の高い人々に周知させようという木下の戦略は成功し、当時は顧客が行列を作るほどの盛況ぶりであったという。

 

参考:理解されないビジネスモデル消費者金融 P12-13

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